自動車保険の約款を確認しておこう|保険金が支払われない免責事由とチェックポイント

自動車保険を契約するとき、多くの人が保険料と補償金額は確認しても、約款を最初から最後まで読むことは少ないでしょう。

ただし、本当に確認したいのは約款全文を暗記することではなく、「何が補償されるか」「何が補償されないか」「事故時に何をしなければならないか」です。

約款と重要事項説明書は役割が違う

約款は保険契約の詳細なルールを定めた文書です。一方、重要事項説明書には、契約概要や注意喚起情報として契約判断に重要な内容がまとめられています。

契約前はまず重要事項説明書を読み、分からない点を約款で確認する方法が現実的です。

最初に確認したいのは補償対象と免責

同じ「車両保険あり」でも、一般型と限定型では補償対象となる事故が違います。

また、地震・噴火・津波、故意、競技・曲技など、補償対象外となる事由は補償種類ごとに異なります。

「自動車保険に入っているから何でも出る」と考えないことが重要です。

車両保険では免責金額も確認

車両保険には、事故時に契約者が自己負担する免責金額が設定されていることがあります。

保険料だけで比較すると、免責5万円と免責10万円の契約を同じ補償と勘違いしやすいので注意してください。

運転者限定と年齢条件を確認

家族や友人が車を運転する場合、運転者限定や年齢条件の対象外になっていないか確認が必要です。

子どもが免許を取った、別居・同居が変わった、結婚したなど、家族構成が変わったときは特に見直しましょう。

使用目的や住所など契約条件の変更も確認

通勤を始めた、業務で使うようになった、引っ越した、車を買い替えたなど、契約時の条件が変わった場合には通知や変更手続きが必要になることがあります。

条件変更を放置すると、事故時の確認に時間がかかる原因になります。

弁護士費用や個人賠償は補償範囲を見る

特約は「付いているか」だけでなく、誰が補償対象になるのかが重要です。

本人だけでなく配偶者や同居親族などまで対象になる特約では、家族の複数契約で重複している場合があります。

事故時に保険会社へ連絡する義務・手順も確認

事故後は、警察への連絡や負傷者の救護に加え、保険会社への事故連絡が必要です。

ロードサービスも、自分で業者を呼ぶ前に保険会社へ連絡しないと所定サービスの対象外になる商品があります。

重要事項説明書は契約前の確認に使う

日本損害保険協会は、各保険会社が契約概要・注意喚起情報を分かりやすく提供するためのガイドラインを設けています。

契約前は少なくとも、保険金を支払わない主な場合、告知・通知事項、解約・更新、特約の補償範囲を確認しましょう。

保険料だけでなく条件差を比較する

見積もり比較でも約款の違いを意識

同じ保険料でも、車両保険の範囲、免責、ロードサービス、特約の対象者が違うことがあります。最終契約前には重要事項説明書まで確認してください。

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まとめ|約款は「支払われない条件」から確認

約款を全部読むのが難しい場合は、まず補償対象外、免責、運転者条件、契約内容の変更、事故時の手続きを優先して確認してください。

「保険に入っている」ことと「その事故が補償対象になる」ことは同じではありません。

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